予防をすることが重要です

治療すれば症状は治まり歯の痛みはなくなります。しかし、治療は元の健康な歯に戻すものではありません。むし歯を削ったり、詰めものや被せものをしたりといった治療をすると、歯は少なからずダメージを受けます。これは、歯周病治療においても同じこと。そのため、病気にならないことが大切なのです。

むし歯や歯周病にならないためにも、普段から予防を心がけることが重要です。むし歯予防の意識が高い欧米では、80歳以上の方で平均して20本以上、自分の歯が残っているといわれています。一方まだ予防が浸透していない日本では、80歳以上の方の残存歯は、7本程度といわれているのです……。このことから普段から予防に対する意識を強く持つことが大切です。

健康な自分の歯を維持することは日々の生活を豊かにします。痛くなってからの通院ではなく、予防のために歯科医院を訪れてみませんか?

予防をすることのメリット

病気を未然に防ぐ

むし歯や歯周病などの病気を未然に防ぐことができます。特に歯周病は全身の疾患にもかかわりのある病気。未然に予防することで全身疾患のリスクも小さくなります。

痛み・時間・費用を軽減できる

もしむし歯や歯周病にかかっていたとしても、初期に発見できれば治療も簡単にすみます。治療時の痛みはほとんどありませんし、治療に通う手間や金銭的負担も少なくすることができます。

お口がスッキリ

自分ではどうしても落としきれない歯の汚れ。定期的に歯科医院で除去することで、むし歯や歯周病を予防できます。このスッキリした感じを覚えておくことも、予防意識を高めることになり、お口の健康を維持することにつながります。

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予防の処置内容

歯みがき指導

歯みがき指導

染め出し液を使ってみがき残しのある箇所を確認し、一人ひとりの歯ならびや口腔内の状況に合った正しい歯みがきの仕方を指導します。ブラシやデンタルフロスなどご自宅で使える道具の使い方についてもご説明しています。

フッ素塗布

フッ素塗布

歯質を強化し、歯の再石灰化を促すフッ素を塗布することで、酸に強い歯をつくります。このフッ素塗布は、生えはじめの歯に高い効果を発揮するため、乳歯や永久歯の生え変わり時に有効です。

シーラント

シーラント

みがき残しが多い奥歯の深く細かい溝に歯科用プラスチックを埋め、むし歯を予防する処置です。子どもの奥歯(六歳臼歯)に有効です。

PMTC

PMTC

専用器具を用いたプロのクリーニングです。毎日の歯みがきでは落としにくい汚れを除去します。徹底的にきれいにすることで、歯垢の再付着を防ぐことになり、むし歯や歯周病を予防することができます。

咬み合わせチェック

咬み合わせチェック

咬み合わせが乱れているとみがき残しも多くなり、むし歯や歯周病の原因となります。また、顎関節症を引き起こすこともあります。咬み合わせをチェックし、問題があれば適切な処置を施すことで、病気を未然に防ぐことが可能です。

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